A Fairy Tale ー青い薔薇の精ー
花組公演
A Fairy Tale ー青い薔薇の精ー
シャルム!
花組公演 『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
観劇してきました🌸
まずは、お芝居の感想から書いていきたいと思います!
植田先生の作られるお芝居が私は大好きなんです。
毎回、何かメッセージが伝わってくる作品なので…
どの作品も、伝えたいものが沢山あると思いますが植田先生の作品はメッセージ性がとてもストレートで、一つのテーマが毎回あるように感じます。
だからこそ、伝わりやすく毎回考えさせられる
今回は、明日海りおさん演じる薔薇の精エリュと華 優希さん演じるシャーロットとの幼い時の恋から大人になるにつれて知っていく社会の束縛
幼い頃、誰しもが自由に感じるままに生きていた時には得られていた発見や大切なもの
それが、大人になるにつれて親の庇護から社会へ出るにつれて知る周りからの目
誰しもが大人になる
それは、身体や年齢だけでなく精神面でも
その時に置いてきてしまう幼き頃の思い
それを成長して大人になったからこそもう一度振り返ってみる必要があるのではないか?
幼かった頃の自分が感じていたのは何だったの?
と、自分に問いかけてみるべきじゃないのか?
メッセージが込められた作品だなぁと思います。
シャーロットとエリュとの関係性やお互いの成長、変わってしまったと思っていても実は変わっていなかった部分に気づけるからこそこのメッセージが伝わってくるのだなぁと思います。
この作品を観ていて本当に華さんは、お芝居心溢れる娘役さんだなぁと感じました。
少女から年老いるまで演じきっておられるお姿に感無量でした。
明日海さんは、本当に人以外のものを演じられるのに長けていらっしゃるなと常々感じます。
人を演じられるのもそうですが、私たちの想像上でしか存在しないもののはずなのに存在しているかのように感じられるお芝居素晴らしかったです。
そして、エリュに影響を与えるもう一人の人物
柚香さん演じられるハーヴィー
彼の植物への愛と叔父さんへの感謝の気持ち
その気持ちだけでは生きられない世の中への諦め
そこからエリュが学ぶ人としての大人になるということ
そして、皆が誰かのために生きているということ
全ての人が一人で生きているわけではない
みんな誰かのために生きている
そして、誰かに守られて生きている
その事にも気づいて感謝して生きていきたい
そう感じた公演でした。
lily(*˙˘˙*)❥❥